しっかりスキンケアしているのに肌トラブルが目立つという人は、もしかするとスキンケアの方法が間違っているのかもしれません。洗顔やスキンケア用品の使い方について、今一度見直してみましょう。まず洗顔においては、熱湯を使わないこと、ゴシゴシ頻繁に洗い過ぎないことが重要です。肌に潤いを保つためにはある程度の脂分が必要ですが、熱湯で洗顔すると脂分が残らず乾燥しやすくなります。洗顔は水かぬるま湯で、優しく行うようにしましょう。クレンジングも時間をかけすぎずにサッと行うことがポイントです。クレンジング剤は肌に負担をかけるので、泡タイプで汚れを浮き上がらせて短時間で洗い流すのが理想的です。そして、乾燥しやすい洗顔後はできるだけ早くに化粧水や乳液で肌を保湿します。肌の乾燥が気になる場合は、美容パックも念入りに行うと良いでしょう。また、すっぴんで過ごす時間を作り肌を休ませることも大切です。メイクは毛穴を詰まらせてしまい肌呼吸ができません。出先から帰宅したらすぐにメイクを落とすように心掛けるなどの工夫をしたいものです。
美肌を作るスキンケアは角質ケア
美肌と聞いて想像されるのは、白さやツヤでしょう。でもこれはどちらも光を味方につけた肌が持つ共通した特徴であり、物質的なものではありません。だから、白く見せたくてトーンの明るいファンデーションを重ね塗りしたり、ツヤを出したくてオイルをつけたりしても効果はありません。それどころか、かえって不自然に重くなり、美しさとは反対の作用になってしまう場合もあります。美肌に近づけるスキンケアの基本は、角質ケアにあります。ピーリングをすると肌が乾燥して逆効果になるという噂がありますが、これはピーリングのやり方が適切ではなかった場合です。適切な角質ケアは、肌のターンオーバーを正常化させ、健康で美しい肌を奥から引き出す効果があります。ホームケアなら拭き取り化粧水を使うだけでも効果が得られますから、美肌作りには欠かせない手法です。間違いやすいのは、とにかく自分でやりすぎてしまうことです。拭き取り化粧水の使用は、多くて週に2～3回、ピーリングは週に1回程度でも十分です。スキンケアの最後は必ずしっかり保湿で終わることも大事ですから、是非透明な肌を手に入れましょう。
